同じ空の下
interval
君の未来を私にくれるのではなかったか。
彼とべたべた慣れ合うつもりはない。
けれども最大の理解者でありたかった。
目的を果たした彼の生きるよすがでありたかった。
その胸から恋の甘さが消えていてもいい。
愛の温かさが生まれなくてもいい。
それでもいいからその金の瞳で、
灼けるような強さで射竦めて欲しいと、
そうされるのは自分でありたいと、
それだけをただひたすらに望んでいたのだ。
今更脇目を振るな。それを許してやれるほど優しくはない。
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